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「四番打者」を語る

四番打者たちの戦い 彼らの流儀 佐野恵太、山川穂高、中田翔

 

個性派ぞろいの各球団の四番打者たち。彼らが胸に秘める四番としての流儀とは──。

写真=大賀章好


DeNA・佐野恵太 “前任者”の影は追わず「僕なりのやり方で」


「筒香(筒香嘉智)さんのやり方全部をマネる必要はないと思います。僕なりに精いっぱい頑張りたい」

 海を渡った先輩からキャプテンの座を託された4年目の佐野恵太は、チームリーダーを務める決意をそう語った。と同時に、新たに抜てきされた「四番」という場所でも筒香の影を追うことなく、自身の流儀で勝負。開幕10試合で打率.351と好スタートを切った。

 大学時代から打席に入る前の準備を大切にしてきた。ネクストバッターズサークルで球筋を丹念に見極めるからこそ、ファーストストライクからガンガン振れるのだ。リストの強さも特筆ものだ。そこに、今季は柔軟性が加わり、安打を量産。本塁打は0本ながら・・・

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