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光り輝いたルーキーの記憶

ヤクルト・大物新人投手の中で光る伊藤、圧巻のピッチング

 

ここからは球団別にルーキーの活躍を紹介する。彼らがプロ1年目に残した成績と衝撃は、どれほど大きなインパクトがあったのか。
※【数字】はドラフト順位。(新)は新人王。年齢はその年の満年齢。セーブは1974年以降、ホールドは2005年以降の選手が対象

ケガに泣くも衝撃的で圧倒的な成績を残し、新人王に


初代新人王は45盗塁


 スワローズの初代新人王は、1952年の佐藤孝夫。快足を武器に45盗塁を記録した。この記録は97年に仙台鉄道管理局(現JR東日本東北)の後輩である小坂誠(ロッテ)に破られるまで、新人最多記録であった。2代目は67年の、121安打を放った武上四郎。プロ初本塁打がランニング弾という珍記録を持っている。

 歴代新人王の中でも、もっとも鮮烈な印象を残したのは、93年の伊藤智仁だろう。快速球と、魔球と称されたスライダーを武器に投げまくり、4試合連続完投(うち3試合完封)をやってのけた。しかし伊藤は7月に右ヒジを痛めて戦線離脱。シーズン中に一軍に戻ることはできなかったが、開幕からの2カ月半だけで・・・

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