週刊ベースボールONLINE

DRAFTトピックス

進化と真価を証明する夏開催の春季リーグ戦 社会人野球の元名将が大学野球のエースに指令

 

最速155キロ右腕の慶大・木澤は8月10日に開幕する春季リーグ戦へ向けて、急ピッチで調整を続けている/写真=田中慎一郎


 アマチュア選手がプロの世界に飛び込んだ1年目、必ずと言っていいほど壁に当たるのはスタミナ面である。夏の高校野球は約3週間の地方大会で、甲子園大会は約2週間。社会人は都市対抗の場合、約2週間で5試合を戦う。大学野球は春と秋、約2カ月のシーズン。一方、プロは半年以上の長丁場で、新人選手はコンディションを維持するのが難しい。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、大学野球も春季リーグ戦の中止・延期が相次いだ。東京六大学は当初4月11日の開幕を予定していたが5月末に延期。ところが、準備段階で緊急事態宣言の解除が見込まれず、活動自粛も続いていたため、8月開催へ向けて準備を進める再延期となった。そして7月10日に同連盟理事会で春季リーグ戦の日程が発表となり、8月10日から8日間の開催が決まった。1試合総当たりのリーグ戦。昨秋の優勝・慶大は7日間で5試合を消化する過密日程である。

 昨年12月から母校・慶大を指揮する堀井哲也監督は、エース右腕・木澤尚文(4年・慶應義塾高)のフル回転を宣言。具体的には・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング