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12球団2カ月検診

日本ハム【採点C】 絶対的エースが不調も新戦力の台頭で上位争いに参戦

 

開幕から2カ月(8月16日現在)を経過した時点での各球団を評価していこう。後半戦に現状をひっくり返すチームは現れるか。
※採点はAからE

開幕前の下馬評の低さを覆す戦いを展開


主役たちが上り調子へ


 序盤戦の1カ月余りは借金生活が続いた。特に痛かったのはエース・有原航平の不調。栗山英樹監督から3年ぶり2度目の大役を託されたが、現時点で9試合に登板して2勝5敗、防御率4.25と苦しんでいる。2勝目を手にした直近の8月15日のロッテ戦(ZOZOマリン)では7回4安打無失点とようやく復調の兆しを見せてきたが、チームがもう1つ上に行くためにはエース右腕の奮起が絶対条件になる。

 一方でうれしい誤算は移籍3年目の杉浦稔大、ルーキー左腕の河野竜生らの台頭。ともに開幕から先発ローテの一角を担い、4勝をマークしている新助っ人のバーヘイゲンとともに存在感を示している。さらに指揮官が“チームの心臓”と呼ぶブルペン陣は350ホールドをマークした宮西尚生を筆頭に、強心臓のタフネス右腕の玉井大翔、成長著しい堀瑞輝、クローザーの秋吉亮とコマはそろっている。それだけに有原、さらにはケガからの本格復調が待たれる上沢直之マルティネスが本領を発揮できれば上位争いに参戦できる力はある。

 打線はチーム打率こそリーグ4位タイと物足りない数字だが・・・

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