週刊ベースボールONLINE

有力プレーヤーCLOSE UP 大学生編

高野脩汰(関大・投手) 追いかける同郷の先輩左腕の背中 「目標は先発完投できる投手。秋のリーグ戦でしっかりアピールしたい」

 

183センチの長身から角度のあるボールを投げ込む。柔軟性を高めるトレーニングを消化し、ダイナミックな投球はより、力感が出てきている


 左ヒジを大きく振り下ろすダイナミックな投球フォームは、高校1年の夏、テレビで見た甲子園でマウンドに立つ投手を参考にしたという。「どこの高校の投手だったかは忘れたのですが……(苦笑)。かつぎ投げ、とよく言われますが、自分は背筋が強いほうなので、問題ないです」。

 出雲商高時代は、1年秋からエースを務め、キレのあるスライダーを武器とした県内では名の知れた好左腕だった。だが、3年生になると左ヒジ痛を発症。同夏は県大会1回戦で敗退し、不完全燃焼に終わった。しかし、いち早く目をつけていたのが関大・早瀬万豊監督。高野が2年生当時、対戦相手の選手を視察するために訪れた試合で目が留まった。

「球に多少のバラつきはありましたが、球種が少ないのに三振を取れるのは魅力がありました」(早瀬監督)
 大学で野球を続ける意志はあったが、具体的な話はなく、関大から誘われた際には、頭の中が「?」の状態だったという。「というか・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング