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有力プレーヤーCLOSE UP 社会人編

大江克哉(NTT西日本・投手) 先発完投にこだわる最速151キロ右腕 「無名に等しい大学から採ってもらったので、期待に応えたい」

 

社会人野球界は、東京ドーム出場をかけた都市対抗予選が各地区で始まっている。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公式戦は同大会のみ。一投一打に集中力を研ぎ澄ます。
取材・文=小中翔太

都市対抗予選前のオープン戦で自己最速151キロをマーク。大卒2年目、充実した表情からも自信がみなぎる/写真提供=NTT西日本野球部


 昨年の都市対抗と日本選手権はともにベスト8。年間を通して安定した成績を残したNTT西日本において、入社1年目の大江克哉が主戦のマウンドを託された。ボールの回転を意識してキャッチボールからリリースの瞬間だけ力を入れているというストレートには、キレがある。塔南高時代は京都でベスト8が最高成績。全国的な注目を集めるようになったのは、大学2年の春からだった。

 花園大はノックが行えるグラウンドがキャンパスから離れたところにあり、敷地内のグラウンドはティーバッティングができる程度の広さしかない。平日の全体練習は夕方4時30分から18時と短く、環境面で恵まれているわけではなかった。それでも限られたスペースで体幹トレーニングに励み、授業の合間にも走り込んだ。その成果は早々に表れる。

「大学1年ごろから高校のときに投げていたボールとは全然違うなと自分でも思っていたので、すごく自信を持って投げられるようになりました。高校までは垂れるボールだったのが、大学では強いボールがミットまで届くようになった感覚がありました。そんなに強い大学ではなかったので、自分がしっかり投げないと勝てないと思っていたので、絶対、打たれないように、毎試合投げていました」

 2年春には5勝2敗、防御率1.92の活躍でMVP、最優秀投手、ベストナインを受賞。チームを創部26年目にして初優勝へ導いた。大学選手権のマウンドにも立ち、心は大卒でのプロ入りへ傾く。しかし・・・

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