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狙え!新人王

セ・リーグ新人王は巨人・戸郷か? 広島・森下か? 防御率と奪三振はほぼ互角!

 

今季のセ・リーグの新人王は、巨人の2年目・戸郷翔征と、広島のドラフト1位ルーキーの森下暢仁が抜け出し、だんだんと一騎打ちの様相になってきた。ともに先発陣の柱の一本を担い、リーグ内でもトップクラスの甲乙つけがたい成績を残すハイレベルな戦いとなっている。果たして新人王はどちらの頭上に輝くのか。もちろん、今後の成績次第だが、とりあえず9月15日現在の数字を比較し、考えてみたい。

巨人・戸郷翔征 【推しポイント】★勝利数 ★チーム成績

巨人・戸郷はチームの好調もあり、勝利数で優位に立つ可能性が十分。ここで大きな差をつけたいところだ


勝利数、投球回は一長一短防御率は現状ほぼ互角


 表を見ていただければ分かるが、まさに甲乙つけがたい争いだ。果たして今季のセ・リーグの新人王に輝くのは戸郷翔征(巨人)か、森下暢仁(広島)か。現時点の数字をもとにしつつ、新人王争いという観点から考えてみたい。


 まず抑えておきたいのは、新人王は記者投票による表彰であることだ。全投票者が2人を平等に見ているわけではない。戸郷を多く見ている記者も、森下を多く見ている記者もいるだろう。となると大事になるのは、ちょっと矛盾して聞こえるかもしれないが、「数字」と「印象」だ。まずは数字。どの記者も平等に見ているわけでない意識はあるので、客観的な数字は何よりの判断材料になる。まして、戸郷と森下はどちらも投手。これが投手対野手なら、その年が打高投低か、投高打低かで判断基準が動くことも考えられるが、投手同士なら数字で比較すれば一目瞭然だ。

 では具体的に数字を見ていこう。投手である以上、まず大事になるのは・・・

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