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12球団二遊間事情

【12球団二遊間事情】阪神・広島

 

T坦選出ベストコンビ・木浪聖也(遊撃)×糸原健斗(二塁)


【相性85%】 木浪と糸原の仲良しコンビで今後、質を追求していく


■コンビの攻守バランス

糸原&木浪のコンビ固定で成長中


 昨季ルーキーとして遊撃手の開幕スタメンをつかんだ木浪。北條との争いを繰り広げる中、15個の失策を犯したことで、今季も厳しい立場に置かれるかと思われたが、守備に安定感を見せ、打撃力も向上。さらに北條の不振もあり、しっかりとレギュラーの座をつかんだ。

 二塁は一昨季から全試合出場を続けていた糸原。堅実な守備とねちっこい打撃で昨季からキャプテンとしてチームをけん引している。今季は試合中の打撃で右手有鈎(ゆうこう)骨を骨折し戦線離脱。一時期、木浪とのコンビは解消となった。

 木浪の今季失策は7も、守備率は巨人坂本勇人に次ぐ2位と成長を見せている。糸原はケガから一軍復帰した2日目にはスタメン出場とチームの中心だ。

 この2人の相性はというと、二遊間でのゲッツーや連係プレーなどは、2年目ということもあり、まったく問題ない。また普段から仲が良く、コミュニケーションも頻繁に取っている。あとは、この2人が固定されていくことで、今まで以上にコンビネーションの精度を上げていく必要がある。来季は2人でシーズン失策1ケタを目指したいところだ。

二塁/遊撃起用試合数ベスト3


※カッコ内数字は先発出場数


C坦選出ベストコンビ・田中広輔(遊撃)×菊池涼介(二塁)


【相性95%】 2人で組んだキャリアは長く、コンビネーションは文句なし


■コンビの攻守バランス

「タナ・キク」は復活したが……


 二塁手・菊池涼と遊撃手・田中広。2016〜18年のリーグ3連覇をけん引した「タナ・キク」コンビが、今も主力であることに変わりはない。昨年後半は、田中広の右ヒザ手術もあり、コンビの形が崩れたが、今季は復活。さすがに3連覇時のように、2人がほぼフル出場とはいかないが、ほとんどのゲームでスタメンを占めている。

 何と言っても大きいのは守備力だ。名手・菊池涼は、例年にも増して美技を連発し、いまだに失策ゼロの安定感。田中広も、やはり守備ではチーム内では一枚上手の印象があり、もちろん2人のコンビネーションも文句なしだ。

 しかしながら、打撃に関しては、今季は2人とも好、不調の波が大きく、どちらかが下位打線に置かれることが普通になってしまった。過去に指定席だった一、二番に名前が並んだことは数えるほどだ。

 2人が3連覇をけん引してきた実績は輝かしいものだが、その分、「ポスト タナ・キク」がほとんど育てられなかったこともまた事実。どのタイミングで世代交代を進めていくのか、難しい状況に来ていることも間違いないだろう。

二塁/遊撃起用試合数ベスト3


※カッコ内数字は先発出場数

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