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12球団二遊間事情

【12球団二遊間事情】日本ハム・オリックス

 

F坦選出ベストコンビ・渡邉諒(二塁)×中島卓也(遊撃)


【相性75%】 中島卓の存在は渡邉にとって生きた教材。連係プレーも磨きがかかってきている


■コンビの攻守バランス

 主力に成長した二塁の渡邉は固定されているが、遊撃はほぼ横一線の熾し烈な争いが続いている。開幕は中島卓のケガもあって石井でスタートするも、攻守で結果を残せず、中島卓の復帰後は併用へ。2人による日替わり起用が続いていたが、シーズン中盤になっても打撃の調子が一向に上がらず、9月に入ると、この争いに5年目の平沼が参戦。守りではまだ課題を残すが、広角に打てる非凡な打撃センスでスタメン出場の機会を増やしている。

 攻撃力のある渡邉-平沼の組み合わせも魅力的だが、現状では攻守のバランスを考えて渡邉-中島卓がベストなコンビと言える。投手力を軸にした守り勝つ野球がチームの掲げる戦い方であり、ゴールデン・グラブ賞獲得経験もある中島卓の存在はナインに安心感を与えてくれる。現在は二軍再調整中の石井も成長を遂げてはいるが、ここぞの場面での守備力はまだ中島卓に分がある。

 一方のコンビを組む渡邉はパンチ力を秘めた打撃はすでに証明済だけに、あとは守りのレベルアップがさらなる飛躍へのカギ。現在の守備率.980を残り30試合あまりのシーズンで何とか向上させたい。

二塁/遊撃起用試合数ベスト3


※カッコ内数字は先発出場数


B坦選出ベストコンビ・安達了一(二塁)×福田周平(遊撃)


【相性80%】 1年目の2018年から二塁を守る福田は安達から学ぶことは多くあるという


■コンビの攻守バランス

複数起用を余儀なくされるも


 得点力不足による打線との兼ね合いを考慮し、さらに複数ポジションを守れるユーティリティー選手が多いこともあって流動的な起用が続くが、本来なら堅守・巧打を誇る安達を遊撃で全試合起用していたいところ。ただ、潰瘍性大腸炎を患い、休養日を設けながらの出場を余儀なくされている。そのため、大城や山足ら今季の遊撃起用は7人を数える現状だ。二塁も流動的なのは、こうしたチーム事情で、安達を除く遊撃出場の6選手は二塁の位置にも就いている。

 とはいえ、安達の休養日は週に2日ほど。遊撃には、ほぼ背番号3がスタメンに名を連ねて攻守でチームを鼓舞。打率、守備率からも欠かすことのできない存在なのは証明されているが、数字以外の面でも貢献度は大きい。新人年の2018年から安達と二遊間を組む福田は言う。「隣で守っていて思うのは、守備範囲が広いということ。何でそこにいるの? と思うプレーもあるんです」。安達の守備範囲を呼んでいるのが、状況判断から成る一歩目の速さだ。意識の高さを肌で感じる福田は、今季二塁で3失策とやや安定感に欠けるも、先輩の姿勢から多くのことを学んで成長を期している。

二塁/遊撃起用試合数ベスト3


※カッコ内数字は先発出場数

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