特集第2章は現存の12球団の歴史の中から編集部で球団史上最強の監督を1人、忘れられぬ個性派指揮官を1人選んで紹介していく。 西武・森祗晶[1986-94]
673勝438敗59分、勝率.606優勝8回/日本一6回
日本一のみを追い求めた黄金時代の名将
9年の在籍期間でリーグ優勝8度、日本一6度。
西武黄金時代の名将・森祗晶監督は勝つ確率を高めることだけを考えていた指揮官だった。例えば1988年、
中日との日本シリーズ第5戦(西武球場)。勝てば日本一という一戦、5対6と1点リードされていた9回裏に
石毛宏典が同点弾を放つ。同点のまま迎えた11回裏。先頭の
清原和博が中前打で出塁すると続く石毛に森監督は何のためらいもなく犠打のサインを出した。これが
伊東勤のサヨナラ打を導き、西武は日本シリーズ3連覇を果たした。
石毛はMVPを獲得するほど好調だったが、それでもバント。「連続で本塁打を打つ確率は低い。それに・・・
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