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史上最強の監督は誰だ?

現指揮官の監督力CHECK 楽天・三木肇

 

特集第3章は現在の指揮官たちの采配がテーマ。タイプ、構想の実現力をチェックするとともに、来季、さらにその先を占っていこう。
※記録、情報は10月11日現在。総合力は5点満点

[2020-]


小技を駆使した緻密な野球は道半ば


総合力=2
監督タイプ=理論型

 昨季から二軍監督に就任し、わずか1年で一軍監督に昇格した。就任時の所信表明では「目指すのは投手、バッテリーを中心とした守りの野球。1点を何とか守り、1点でも多く取る」と語っていた。だが、指揮官の目指す野球が1年目から機能しているとは言い難い。ブルペン陣が乱れ、先発に再転向した松井裕樹を10月に救援に戻すという方針のブレもあった。

 石井一久GMは、昨季3位の成績を残した平石洋介監督をわずか1年で“解任”した理由について、「バントやスクイズなどの精度やサインミスなどの多さ、走塁を含めた先の塁への意識改革が1年を通して改善し切れなかった」と語っていた。この短所を克服するべく三木監督を選んだが、残念ながら劇的な改善は見られなかった。

 2年目外野手の辰己涼介、新人内野手の小深田大翔を中心として、例年以上に走塁を絡めて仕掛ける場面が増加。この点については収穫とも言えるが・・・

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