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2020ドラフト総決算

2020 ドラフト総括 近大・佐藤&早大・早川に各4球団が競合!! 中京大中京高・高橋は地元・中日が一本釣り

 

ドラフトが最も熱くなるのは、12球団同時の1巡目(1位)入札だ。前日までに7チームが公表したが、結果的に大学生2人に4球団ずつが重複した。単独指名は4球団。結果的に1位の内訳は大学生8人、高校生3人、社会人1人で、ポジション別では投手9人、内野手3人となった。

近大・佐藤には4球団(オリックス阪神ソフトバンク巨人)が重複。阪神・矢野監督が引き当て「長打が魅力。身体能力も高く、ウチのチームにピッタリ」と笑顔を見せた


 ここ最近は1位入札選手を公表するケースが目立つ。まずは先手を打つドラフト戦略であるが、対象選手へ獲得への熱意を示す意味合いもある。重複となれば抽選であるが、幸運を呼び寄せるためにも、姿勢を示す。今年はオリックスがいち早く近大・佐藤の獲得に乗り出すと、ロッテは地元・千葉県出身の早大・早川の1位を公表。その後、前日までに佐藤に巨人、ソフトバンク、早川にはヤクルトが参戦。そして、中京大中京高・高橋には地元の中日が1位指名を表明した。態度を示さなかった5球団が当日、佐藤には阪神、早川には楽天西武が参戦。ともに4球団が重複して抽選ののち、佐藤は阪神、早川は楽天が交渉権獲得と、事前公表の球団は涙をのんだ。

 こうした抽選外しのリスクを回避する球団もあった。日本ハムは事前に公表した苫小牧駒大・伊藤、広島はトヨタ自動車・栗林、DeNAは明大・入江、中日は中京大中京高・高橋の単独指名に成功した。第2回入札では4球団が単独指名。法大・鈴木には2球団が重複し、第1回に続き、2番目のクジを引いた井口監督が歓喜を示した。一方・・・

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