週刊ベースボールONLINE

2020ドラフト総決算

注目選手Check! 俺たちも忘れるな!【2位指名以降の逸材たち】

 

大きな期待を寄せられるのは、何もドライチだけではない。2位指名以降の選手たちも、チームの未来を担う新たな戦力だ。そんな逸材の中から、5選手にクローズアップ。“ドライチ超え”の可能性も十分だ。

日本ハム2位・五十幡亮汰&DeNA2位・牧秀悟 ライバル心はプロでも



 先に名前を呼ばれたのは、五十幡亮汰だった。「ちょっと焦りました」と牧秀悟は言う。五十幡も「一緒に喜びたかったので、早く牧の名前が呼ばれないかなあと思いました」と、牧を気遣った。

 待ち時間は、そう長くはなかった。広島が天理大・森浦大輔を、楽天が法大・高田孝一を指名したのち、DeNA2巡目・牧の名前が呼ばれ、2人の笑顔がこぼれた。

 五十幡は一塁到達タイム常時4秒を切る韋駄天。中3の夏、陸上競技の全国大会では100メートル、200メートル走でサニブラウン・ハキームに勝って2冠を獲得したのは有名な話だ。

 牧は広角に強い打球を運べる右打ちの強打者として期待される。3年夏には侍ジャパン大学代表の四番を打ち、日米大学野球では優勝に大きく貢献した。

 大学では2人とも1年春のリーグ戦からレギュラーとして出場してきた。2年のときには、チームは春秋連続で最下位に沈み、苦しい入れ替え戦を一緒に戦い抜いた。3年秋には、牧は最高殊勲選手に選ばれる活躍、五十幡も自己最多の9盗塁をマークするなどの活躍でリーグ優勝に大きく貢献した。

 プライベートでは仲の良い2人だが、グラウンドの上ではお互いを強く意識し合う。牧が「五十幡は自分にないスピードを持っている。バッティングでは負けるわけにはいかない」とライバル意識を見せれば、・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング