1位指名を受け、野球部部長・井上崇通氏(左)、同監督の田中武宏氏(右)との撮影でも笑顔がはじける
分岐点となった8月のリーグ戦
「まさか1位とは」。
入江大生はドラフト1巡目で
DeNAから単独指名を受けると、思わず本音を漏らした。栄えあるドラフト1位は半年間の成長で勝ち取ったものと言っていいだろう。
今年の春先、明大の田中武宏監督は入江についてこう言っていた。
「プロに送り出せるかどうかは今年の成績次第。入江が背負う(明大のエース番号である)11番にふさわしい活躍ができるかどうか。それが条件です」
田中監督はコーチだった5年前、当時、作新学院高2年だった入江に惚れ込み、明大に勧誘した。高校の同期には
今井達也(
西武)がいたが「185センチを超える上背といい、角度がある真っすぐといい、ポテンシャルの高さを感じました」。だが明大では1学年上に
森下暢仁(
広島)や
伊勢大夢(DeNA)がいたこともあり、3年秋まではリーグ通算2勝5敗。まだその才能が発揮されていなかったのだ。「場合によっては、社会人という線も」。田中監督はそんなことも口にしていた。
ターニングポイントになったのが・・・
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