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ドラフト1位物語 選ばれし者の光と影

ケガ、不運…… プロで輝けなかった短命ドライチ投手たち

 

ドラフト1位入団といえども、すべての選手が華やかなスポットライトを浴びるわけではない。故障やアクシデントなど不運に見舞われ、満足のいく結果を残せずに球界を去った選手も多い。過去のプロ野球界において“消えた”ドライチ投手をクローズアップする。

【ケース1・82年阪神1位】源五郎丸洋 練習中に起きた悲劇


源五郎丸洋/げんごろうまる・ひろし●阪神82〜86年(実働0年)一軍登板なし


 甲子園出場はないが、珍しい名前とキレイな投球フォームからの右の剛腕として噂となったのが源五郎丸洋だ。ドラフトでは阪神が外れ1位として指名。一躍注目されると、その投球フォームの華麗さから「村山(村山実)二世」と呼ばれた。

 生まれは東京都。育ちは佐賀県で高校は大分県の日田林工高。高校3年の春の九州大会で優勝を飾るも夏は県大会で敗退したが、右の剛腕としてその名は知られていた。

 阪神に入団した1年目、キャンプではOBの野球解説者から高評価を得て、人気は上昇していく。キャンプが終わった3月に高校の卒業式のために帰省。しかし・・・

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