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2020日本シリーズ

熱戦分水嶺 2020頂上決戦H&G GAME REVIEW

 

4連勝とソフトバンクの圧勝で終わった頂上決戦だが、勝敗の分かれ目はどこにあったのか。第1戦から4戦まで各試合、熱戦の分水嶺を深くリポートする。

第4戦(PayPayドーム)、1回表に先制を許したソフトバンクだが、その裏、柳田の2ランですかさず逆転した


【NIPPON SERIES REVIEW GAME1】次につながる8回表の攻撃


 短期決戦における初戦の重要性は、誰もが理解しているところ。だからこそ、巨人原辰徳監督は菅野智之、ソフトバンク・工藤公康監督は千賀滉大。エースに勝利を託した。

 エースをいかにして攻略するか。両打線に課せられた難題を見事にクリアしたのが、ソフトバンクの栗原陵矢だった。クライマックスシリーズ無安打に終わり「とにかくやってやるぞ」と意気込んだ若鷹は、追い込まれる前に自分から仕掛けていくことを心掛けた。先制の2ランから始まり3安打4打点。3打席とも甘い球を逃さず見事に仕留めた。

 栗原の活躍とともに、指揮官が「ああいう得点が大事」と語ったのが8回表の攻撃だ。先頭の周東佑京が9球粘った末に四球で出塁すると、盗塁を成功させ無死二塁に。ここで・・・

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