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2020年プロ野球ペナントレース総括

公式戦出場全選手レコード付き オリックス・2020年ペナントレース総括 “若き力”の台頭が光明もリーグ最少の442得点で2年連続の最下位に甘んじる

 

打率.350で首位打者に輝いた吉田正尚。確たる打線の軸を2021年は生かせるか


投手力 PITCHING REVIEW


 2年連続で開幕投手を務めた山岡泰輔が登板2試合目の6月26日のロッテ戦(ZOZOマリン)で左ワキ腹を痛めて早々に離脱。山本由伸との2本柱を形成する右腕を欠いたが、3年目左腕の田嶋大樹が先発ローテを守り抜くなど奮闘し、山崎福也も安定した投球で山本を軸としながら先発陣は踏ん張った。シーズン最終盤には宮城大弥本田仁海の若手がプロ初先発を果たすなど、層は着実に厚みを増している。

 救援も吉田凌富山凌雅漆原大晟と若手が台頭。比嘉幹貴海田智行の両ベテランが故障する中で好機とばかりに奮闘した。セットアッパーのヒギンス、抑えのディクソンの両助っ人に割って入る勢いを見せ、特に2セーブを挙げた漆原は、次代の抑え候補として期待が大きい。ディクソンが2021年で37歳となり、近藤大亮黒木優太がともにトミー・ジョン手術を受けて離脱中だけに、若手の台頭は好材料。若き力でブルペンの整備も進んでいる。

攻撃力 HITTING REVIEW


 2019年シーズンから大きな課題だった得点力不足を解消すべく、メジャー通算262本塁打を誇る新助っ人・ジョーンズを獲得したが・・・

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