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2020年プロ野球ペナントレース総括

公式戦出場全選手レコード付き 楽天・2020年ペナントレース総括 打線好調も救援陣が粘れず逆転負けが32度 2年ぶりにBクラスへ転落

 

浅村[中央]の打棒がチームを支え、リーグ屈指の攻撃力を発揮した


投手力 PITCHING REVIEW


 ロッテから金銭トレードで移籍した涌井秀章が開幕8連勝を含む11勝をマーク。西武、ロッテ時代に続き史上初となる3球団での最多勝を手にした(西武時代に2度、計4度)。そして岸孝之は腰痛の影響で出遅れたものの、シーズン7連勝と、自身初となる負けなしでフィニッシュした。その一方でエース・則本昂大は5勝7敗と貯金を作れず。防御率3.96は自己ワーストの数字となってしまった。

 成績低迷の要因はリリーフ陣にもあった。2019年に最多セーブのタイトルを手にした松井裕樹が先発に再転向したことで、安定感が揺らいでしまう。中継ぎのチーム防御率4.34はリーグワーストの数字。12球団ワーストとなる32度の逆転負けを喫したのは、ここに問題があったからだ。特に開幕からクローザーを任された森原康平の乱調が大きな誤算で、防御率7.56と調子を取り戻せぬままシーズンを終えている。期待された新助っ人のシャギワも防御率5.81と振るわず、勝利につなげる投球をできなかった。21年は再び松井を抑えに据えて、再浮上を図る。

攻撃力 HITTING REVIEW


 移籍2年目の浅村栄斗が打線の中核を担い・・・

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