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2020プロ野球記録集計号

スピードだけじゃない! NPB、MLB記録を抜く13試合連続盗塁・周東佑京が世界新記録を達成できたワケ

 

走り出したら止まらない! 鷹が誇るスピードスターが、新たに球史に名を刻んだ。1971、74年に福本豊(阪急)がマークした11試合、1969年にバート・キャンパネリス(アスレチックス)がマークした12試合を抜いて連続試合盗塁の”世界記録”を達成。スピードだけじゃない、その足技に迫る。


記録更新は右? 左?


 レギュラーシーズン最終戦(11月9日の西武戦、PayPayドーム)、四球で出塁した3回に二盗に成功し、シーズン50盗塁目を決めた。育成ドラフト出身選手では初となる大台到達で盗塁王に輝いたソフトバンク周東佑京が、2020年シーズンに成し遂げた偉業。それが世界新記録となる『13試合連続盗塁』だ。

 10月16日から始まり30日まで。1試合3盗塁を決める日もあり、計15盗塁をマークした。周東は29日のロッテ戦(PayPayドーム)で福本豊(1971年4月27日〜5月12日、74年4月10〜28日、阪急)、30日の西武戦(メットライフ)でバート・キャンパネリス(69年、アスレチックス)の記録を塗り替え“レジェンド超え”。もちろん周東のスピードをもってこそ果たせた記録なのだが、世界新記録が達成できた理由はそれだけではない。

 まずは、この13試合中、周東の思い切りの良さが際立っていた。ほとんどが・・・

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