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2020年プロ野球ペナントレース総括

公式戦出場全選手レコード付き 中日・2020年ペナントレース総括 エース大野雄大の力投&強力リリーフ陣が大活躍! 8年ぶりにAクラスへ復活

 

序盤は最下位も3位でフィニッシュ。写真はエース大野雄[右]と中継ぎの福。ともにタイトル受賞


投手力 PITCHING REVIEW


 大野雄大が大黒柱としての活躍を見せた。今季7試合目の登板で初勝利(7月31日ヤクルト戦/ナゴヤドーム)は遅かったが、そこから抜群の投球内容で11勝を挙げてチームを浮上させた。右のエースとして期待された柳裕也は2度の戦線離脱で6勝どまり。2年目の梅津晃大、3年目の山本拓実も飛躍が期待されたが、やや伸び悩んだ。それでも福谷浩司が復活して8勝、2年目の勝野昌慶も8月から飛び出して4勝、オリックスから移籍2年目の松葉も3勝ながら安定した投球を見せ、先発陣は層の厚さが光った。

 しかし何よりも安定していたのは強力リリーフ陣だ。開幕当初は中継ぎだったR.マルティネスを抑えに配置して好回転。祖父江大輔福敬登は50試合以上にフル回転でピンチを凌いだ。6回終了時点でリードしていれば37連勝は圧巻の記録。リーグ防御率3.84はリーグ4位ではあるが、それ以上の安定感があった。投手陣を前面に押し出した戦いは広いナゴヤドームを考えれば当然の策。21年も先行逃げ切りのパターンで勝利を重ねていくことになる。

攻撃力 HITTING REVIEW


 序盤は平田良介が不振、アルモンテ高橋周平などの故障もあり・・・

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