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2021年シーズン展望

12球団最速戦力分析・ロッテ 芽を出す若手の成長で攻撃力アップに期待大

 

2021年のペナントレースは、セ・パともに3月26日に幕を開ける。コロナ禍で揺れた20年だったが21年こそは球場に歓声が戻ることを信じて――。どこよりも早く、12球団戦力分析をお届けする。

20年に3本塁打を放ってブレークの兆しを見せた藤原が、攻撃型・一番に定着するか


 リーグ2位躍進を遂げた2020年だが、3割打者は不在、チーム打率はリーグ最下位の.235と、攻撃面に不安が残る。それでも、ベンチワークを含めた“チーム力”でAクラス入りを果たし、若手も着実に経験を積んだ。中でも安田尚憲が87試合で四番として出場。シーズン最終盤に打順降格の悔しさを、CS第1戦での先制弾で晴らし、翌2戦目に“四番復帰”で先制適時打を放った。シーズン、そしてCSとソフトバンクに敗れたとはいえ、ポテンシャルの高さを示した22歳が、21年は不動の四番として“本格覚醒”が期待される。

 ポイントゲッターだけではない。高卒3年目を迎える藤原恭大も、20年終盤に一軍昇格を果たして、2本の初回先頭打者弾を含む3本塁打と、ブレークの兆しを見せた。俊足、強肩と3拍子そろう21歳が、攻撃型リードオフマンとして出塁し、四番・安田が打点を挙げるパターンを確立できれば・・・

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