2021年のペナントレースは、セ・パともに3月26日に幕を開ける。コロナ禍で揺れた20年だったが21年こそは球場に歓声が戻ることを信じて――。どこよりも早く、12球団戦力分析をお届けする。 ポスティングを申請した
菅野智之の去就次第(残留の可能性もあり)だが、MLB移籍となれば、絶対的なエースを失うことになる。20年も前年15勝の
山口俊(現ブルージェイズ)が抜けたが、その喪失のレベルは比較にならない。たとえどんなに補強に力を入れたとしても、その穴を埋めることは不可能だろう。とはいえ、3連覇の先に日本一奪回を見据える上で、先発陣の強化は不可欠。12月12日時点で交渉中だった
井納翔一(DeNA/FA)の獲得が決定的となったのは明るい材料だろう。FA宣言後、まだどの球団とも交渉の席についていない
小川泰弘(
ヤクルト)については見送る模様だ。現有戦力では高卒2年目の20年に9勝の
戸郷翔征、途中離脱がありながら8勝のA・
サンチェスが2本の柱。これに
畠世周、
高橋優貴と続くが、経験不足は否めない。左ヒジを手術したC.C.
メルセデスの状態が良ければ3本目の柱となるが、投げてみなければ分からず。リリーフ陣は充実の陣容だけに、先発がカギを握ることは明らかだ。
日本シリーズでは不発も、
原辰徳監督が認めるように現在のチームは・・・
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