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有力プレーヤーCLOSE UP スカウト垂涎の超高校級投手

森木大智(高知高・投手)150キロから進化した151キロ 「多くの人に夢や希望を与える、力を持った存在になりたい」

 

高知中時代に軟式球で150キロの大台を突破し「スーパー中学生」として注目された。葛藤の日々を乗り越え、最後の夏は故郷に深紅の大優勝旗を持ち帰り、ドラフト1位を目指す。
取材・文=岡本朋祐 写真=梅原沙織

鳴り物入りで入学した高知高では2年間、甲子園の土を踏めていない。ラストチャンスへ心身を鍛えている


 過去の自分と戦っていた。2018年夏。高知中・森木大智は、優勝した四国大会決勝(対三瓶中)で自己最速を2キロ更新する150キロを計測。この試合を最後に、濱口佳久監督は高知高へ異動することが決まっていた。決勝進出の時点で全国大会への切符を手にしていたが、指揮官は「森木が投げる姿を見て、中学野球を終わりたかった」と、終盤2イニングを託した。意気に感じるタイプの森木は、恩師の花道を見事に飾ったのだ。

 逸材との評判を聞いた濱口監督が、初めて会ったのは小学5年時だ。

「ウチは中、高の6年計画。能力だけでは続かない。人間性、取り組みを見ますが・・・

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