今オフ、メジャーの移籍の動きはかなり鈍い。大物選手でも移籍先が決まらない。その中で日本ハムからポスティングシステムでメジャー挑戦を目指したエースは、レンジャーズと2年契約を交わした。レンジャーズからは「新しい」投球スタイルを提案され、それに感銘を受け入団を決めた。 取材・構成=椎屋博幸 写真=高原由佳、Getty Images 熱意を持ってオファー
公表は避けたが数球団からオファーをもらった有原航平。その中から自分に合った環境のチームはどこなのかを話し合っていく中で、「有原さえ知らない有原」を提示したのがレンジャーズだった。 ──2月中旬からのスプリングトレーニングも近づいてきました。現在不安などはありますか。
有原 不安というよりも楽しみのほうが大きいです。ワクワクというか、早く向こうで投げてみたいなという気持ちが強いです。
──日本ハム時代にアリゾナでキャンプをしていたので、向こうの雰囲気も分かっているのは大きいですね。
有原 何となく分かっているので、不安はそこまではないですね。
──実際にポスティングシステムを使うときに入札されるかどうかという不安などはあったのでしょうか。
有原 どういうチームからオファーが来るのかな、という気持ちで待っていました。不安はそこまでなかったですね。オファー自体は数球団からでしたが、まとめて教えてもらうというよりは、オファーをいただいたときに報告を受けていました。そのときにオファーをいただいたチームの情報などはいろいろと話してもらっていました。
──球団を選ぶという選択肢ができたわけですが、どういう感覚だったのでしょうか。
有原 これだけ自分のことを評価していただけるんだということと、うれしいという気持ちが一番強かったですね。環境面も選ぶ中で重要だったのですが、それ以上に各球団、僕自身の投球についていろいろな分析をされていました。
──その中でレンジャーズを選んだ理由が何かあったのでしょうか。
有原 レンジャーズのほうからは・・・
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