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12球団背番号物語2021

12球団背番号物語・巨人 永久欠番は12球団最多の6つ。背番号は意味があって格があるもの

 

12球団最多6つの永久欠番が伝統を物語る。V9時代を経て、「名球会」入りを果たす選手が続々。近年は育成の3ケタ番号にも意味付けがなされている。
※本文中のカッコ内の年号は、その球団内でその番号を着けた年数。登録名は代表的なもの。データは2月10日時点


現代の象徴は「6」


 12球団最多、6つの永久欠番を設定しているのは周知のとおり。1は現役22年、助監督、監督時代を含めれば30年着け続けた世界のホームラン王・王貞治で、3はミスタープロ野球・長嶋茂雄。4は戦中と終戦直後に活躍した黒沢俊夫で現役中に病死し、日本球界初の永久欠番につながった(44年は背番号なし)。なお、同時に戦死した大エース・沢村栄治の14 も欠番となる。16は打撃の神様・川上哲治が王同様、引退後も助監督、監督で64年まで着け、34は400勝投手・金田正一だ。以降、永久欠番は出ていないが、準ずる番号として国民栄誉賞(15年)を受賞したゴジラこと松井秀喜の55がある。13年以降は空き番になったままだが、ふさわしい選手は現れるだろうか。

 現在のチームを代表する選手の番号としては、09年からの現キャプテン・坂本勇人の6がある。昨季はプロ野球史上2番目の若さで通算2000安打も達成。今の巨人を象徴する番号と言っても過言ではないだろう。続いて・・・

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