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編集部コラム

【背番号よもやま話】背番号とは背中に焼き付くものである?

 

50番トリオ。左から吉村、槙原、駒田


 昔のキャンプの写真などで、夜間練習の際、選手のシャツに手書きで大きく数字が書かれているのを見たことがあるのではないか。クリーニングをしてもらうときのためで、昔は肌着からソックスまですべて自分で書き込んだ。

 洗濯が終わった後、クリーニング屋さんが番号別に分けて戻してくるのだが、中日の40番時代、大島康徳は、いつも自分の箱に見知らぬ小さなブリーフが入っていたという。あるコーチのもので、前の球団時代の番号が消えず残っていたらしい。

 最初はたかが数字。だが、着けているうちに徐々に自分の一部となっていくのだろう。引退後、電話番号、車のナンバー、さらには会社名などに背番号を使っているOBは多い。

 1983年、巨人に「50番トリオ」が登場した。背番号50の駒田徳広、54の槙原寛己、55の吉村禎章だ。いずれも高卒入団の若手選手で、この年にブレークし、人気者となった。

 同年の本誌で、この3人の座談会があったが、その中に日焼けの話が出ていた。連日、炎天下でやっている二軍選手はヒジから先と首から上が真っ黒だが、一軍に上がるとナイターがメーンなので、どんどん白くなっていく。それが寮の大浴場で裸になると残酷なほどはっきりする。

 背中に焼き付いた(?)背番号の話もあった。当時の布質もあるが・・・

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