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12球団背番号物語2021

12球団背番号物語・阪神 歴史上一貫性が薄かった背番号伝承が一筋の継承を感じさせる時代へと

 

1936年に創設された日本屈指の人気と伝統を誇る阪神タイガース。背番号の歴史では投手、野手に区分けはなかったが、現在は前任者の色を継承する方向へ変わりつつある。
※本文中のカッコ内の年号は、その球団内でその番号を着けた年数。登録名は代表的なもの。データは2月10日時点


前任者の色も引き継ぐ


 今季、背番号変更した複数選手とルーキー選手の背番号からチームの一貫した考えが見て取れる。まずルーキーでは、即戦力のスラッガーとして入団したドラフト1位の佐藤輝明が8を着ける。昨季までは同じ左のスラッガーで中日に移籍した福留孝介が背負っていた。以前には、田尾安志(87-91)、片岡篤史などの左のスラッガーが活躍し、8=左の強打者のイメージが出来上がった。チームリーダーでもあった福留退団後すぐの継承だけに、チームとしての期待の大きさがうかがえる。

 リリーバーとして安定感抜群の投球でチームをけん引している岩崎優も今季から主力投手の背番号を背負う。昨季まで67という大きな番号を着けていたが、今季からは葛西稔(90-02)、榎田大樹などが着けた・・・

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