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12球団背番号物語2021

12球団背番号物語・中日 Gキラーとしてのエース番号20 背番号の見直しを図った指揮官

 

地元では大きな影響力を持つ人気球団として発展し、今年で85周年を迎える。記録を残したレジェンドも多く、その背番号は今もなおファンに愛されている。
※本文中のカッコ内の年号は、その球団内でその番号を着けた年数。登録名は代表的なもの。データは2月10日時点

「22」大野雄大


41と57は出世番号


 中日の背番号で特徴的なのはエースナンバーだ。球界では18が定説だが、中日では20。これは杉下茂が着けて球団初の日本一に大貢献したのが始まり。権藤博(61-69)が受け継ぎ、星野仙一小松辰雄と歴代エースが背負った。入団時、星野は22、小松は34。将来のエース候補として認められての変更だが、その後も韓国の至宝・宣銅烈(96-99)、ヤクルトからFAで移籍の川崎憲次郎(01-04)と本格派が背負った。しかし18年からは空き番号となっている。現在のエースは大野雄大だが、22に愛着を抱いており、変更はなさそう。ちなみに18は期待の右腕、プロ3年目の梅津晃大が立候補し、今年から着けることになった。

 野手においては1と3がスターナンバーと言えるだろう。1は高木守道が長く着け、その後は藤王康晴(84-87)、近藤真一(88-91)の地元・享栄高コンビが着けた。福留孝介堂上直倫も背負い、チームの中心選手として育ってほしいという球団の意図が見え、それは現在の・・・

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