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背番号物語2021

最強エースナンバーは何番だ! 12球団背番号別勝利から見えたもの【パ・リーグ編】

 

田中将大の復帰で再び脚光を浴びる楽天のエースナンバー「18」。ここでは各球団の背番号別勝ち星から「真のエースナンバー」を探っていこう。(セ・リーグ編はこちら)
※写真キャプションのカッコ内はそのチームでのその背番号着用期間(選手)。表内の勝利数はその背番号着用時。オリックスは阪急からの系譜のみ。

福岡ソフトバンクホークス パのエースナンバー「21」が最多


#21 杉浦忠(58-70)


 戦前の川崎徳次、戦後の柚木進とエース格の選手たちが着けた21がダントツの勝利数だが、これをエースナンバーに高めたのは58年入団の杉浦忠だ。59年に38勝4敗、日本シリーズ4戦連投4連勝で伝説となったサブマリンである。福岡移転後も左腕の和田毅がエース番号としてステータスを高めている。

 2位以下は20、18、19。山内トリオの番号だ。ここに入っていないが、工藤公康杉内俊哉らが着けた47は工藤が99年、杉内が05年にMVPとなっている。工藤はダイエー移籍時、最初の2年間は21を着けた。

 斉藤和巳の66もファンには特別なナンバーだろう。79勝23敗、勝率は圧巻の.775だ。現エース、千賀滉大の41もそうだが、このチームのエースには独自のこだわり番号も多い。


千葉ロッテマリーンズ 個人最多勝は村田兆治の「29」


 300勝台が1位から5位まで。逆に言えば抜きん出た番号がないチームでもある。1位の18の最多勝は清水直行で93勝。ほか高速スライダーの成田文男、剛速球を誇った伊良部秀輝の名前がある。なお成田は46でも100勝をマークしている。

 2位の11には・・・

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