週刊ベースボールONLINE

期待度MAX!2021年の108人

年齢なんかに負けない!ベテランたちの逆襲宣言

 

かつては30歳前後でベテラン選手と言われたが、トレーニングメソッド、体のケアの進化により、年齢的な限界は、人それぞれになったと言っていいだろう。ベテランと括られた中にも体力的な衰えと闘う者がいれば、年齢を重ねてもまったく衰えを見せぬ怪物もいる。

糸井嘉男[阪神/外野手・40歳]、鳥谷敬[ロッテ/内野手・40歳]


超人は年齢すら超えるのか


 圧巻の身体能力で超人と呼ばれた阪神の糸井嘉男も、もうすぐ40歳。ただ、昨季こそ移籍後最少86試合の出場にとどまったが、この男を年齢だけで括ることはできないはずだ。パワーに衰えはなく、再びレギュラーの座を狙う。同じく今年40歳がロッテの鳥谷敬。以前から「40歳でショートを守りたいと思っていた」と話していたが、契約延長は「戦力として」と言われたから。代走、守備固めでの起用が増えたが、目標は、いまだ知らぬ日本一の歓喜を味わうことだけだ。ロッテには36歳を迎える荻野貴司もいるが、快足は衰え知らず。若手に負けるつもりはない。

荻野貴司[ロッテ/外野手・36歳]、内川聖一[ヤクルト/内野手・39歳]


 今年39歳のベテランはヤクルトで順調なスタートを切った。ソフトバンクから移籍の内川聖一だ。通算2171安打のレジェンドながら、昨年は一軍出場なしに終わった。キャンプでは若手に指導する姿もあり、実力で、そして存在でチームに欠かせない存在となりつつある。ヤクルトのベテラン野手では、37歳となる雄平も勝負の年となる。昨年は不調にあえぎ、故障にも見舞われたが、ファーム生活が長かったことによって逆に不調の要因はつかんでいる。

 DeNAではロペスらが抜け、11月で34歳ながら最年長となった大和に注目だ。遊撃は・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング