かつては30歳前後でベテラン選手と言われたが、トレーニングメソッド、体のケアの進化により、年齢的な限界は、人それぞれになったと言っていいだろう。ベテランと括られた中にも体力的な衰えと闘う者がいれば、年齢を重ねてもまったく衰えを見せぬ怪物もいる。 超人は年齢すら超えるのか
圧巻の身体能力で超人と呼ばれた阪神の糸井嘉男も、もうすぐ40歳。ただ、昨季こそ移籍後最少86試合の出場にとどまったが、この男を年齢だけで括ることはできないはずだ。パワーに衰えはなく、再びレギュラーの座を狙う。同じく今年40歳がロッテの鳥谷敬。以前から「40歳でショートを守りたいと思っていた」と話していたが、契約延長は「戦力として」と言われたから。代走、守備固めでの起用が増えたが、目標は、いまだ知らぬ日本一の歓喜を味わうことだけだ。ロッテには36歳を迎える
荻野貴司もいるが、快足は衰え知らず。若手に負けるつもりはない。
今年39歳のベテランはヤクルトで順調なスタートを切った。
ソフトバンクから移籍の内川聖一だ。通算2171安打のレジェンドながら、昨年は一軍出場なしに終わった。キャンプでは若手に指導する姿もあり、実力で、そして存在でチームに欠かせない存在となりつつある。ヤクルトのベテラン野手では、37歳となる
雄平も勝負の年となる。昨年は不調にあえぎ、故障にも見舞われたが、ファーム生活が長かったことによって逆に不調の要因はつかんでいる。
DeNAではロペスらが抜け、11月で34歳ながら最年長となった
大和に注目だ。遊撃は・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン