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2021シーズン大展望

2021年シーズンで負けたくないもの

 

20年の頂点、日本一に立ったのはソフトバンク。今年は他の11球団の標的になる[写真=小山真司]


 差し込まれたかに見えた打球が逆方向に大きく伸びる。リプレイ検証となった阪神のドライチ・佐藤輝明の打球は、甲子園のレフトポールの横ギリギリを通り過ぎるホームラン。テレビ解説をしていた阪神OB・掛布雅之氏が、「甲子園が狭く見えます」と感嘆した。これが、オープン戦単独トップの4号本塁打である。

 世界中で猛威を振るい続ける新型コロナ禍は、球界にもさまざまな影響を与えている。その1つが外国人選手の来日の遅れだ。佐藤輝の規格外の一発が飛び出した3月14日には全12球団のゲームがあったが、出場した外国人野手は、中日ビシエドロッテマーティン、阪神のマルテ、サンズ広島クロンメヒアオリックスのモヤ、ジョーンズ、投手はオリックスのヒギンス、ロッテのフローレスしかいない。

 特に野手においては、・・・

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