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2021要注目の男 スペシャルインタビュー

巨人・坂本勇人インタビュー 本当の強さを求めて 「圧倒的な強さで、3連覇したい」

 

リーグ連覇を果たしても、満足感はない。安定した成績を残しても、確信を持つこともない。新シーズンを前に、キャプテンが求めたのは、他を圧倒するチームの強さ。そして自らは、打撃への、果てなき挑戦を続けていく。
取材・構成=坂本匠 写真=小山真司、榎本郁也


キャプテン交代?


 2015年に坂本勇人がキャプテンに就任して以降、18年までチームはタイトルから遠ざかっていた。19年に原辰徳監督が指揮官に復帰し、4年ぶりにセ・リーグの覇権を奪回。直後のインタビューではキャプテンとして初の優勝に「とりあえず、ホッとした」と話したが、「優勝しましたけど『強いチーム』とは正直、思いませんでした」と手厳しい。それは連覇を果たした昨年のチームに対しても同様だという。19歳からレギュラーを張り、勝利を義務付けられたジャイアンツで育った坂本の考える“強さ”とは、果たしてどのようなことなのだろうか。

──2021年のペナントレースを盛り上げるために、チームが設定したキービジュアルのテーマが『ともに、強く。』です。PRに参加もしていましたが、坂本選手が考える“強さ”とは何でしょうか。

坂本 選手であれば、常に結果を残し続けることだと思います。何年も連続して安定した成績を残す難しさは、やればやるほど分かってくるので。チームで言えば、勝ち続けること。毎年、メンバーなど状況は変わりますけど、常に優勝を争うチームであること。プロの世界ですから、シンプルに“強さ”とはそういうことだと思います。

──19年にキャプテンとして初めてセ優勝を果たした際、そのチームに対して「『強いチーム』とは正直、思いませんでした」と話していたのが印象的でした。2位以下に7.5ゲーム差をつけて連覇を果たした昨年のチームについては、どう見ていたのですか。

坂本 ピッチャーのおかげで勝てた、と思っています。優勝をしているので、それも“強さ”の1つなんだとは思いますが、あくまでもそれは結果。ペナントレースを戦っていても、「今年は強いな」とは、やはり思えませんでした。これは、正直な、本当の気持ちです。もちろん、勝負どころではちゃんと勝っているので、良いチームだとは思いますけど。相手チームも「ああ、ジャイアンツ、強いな」とは思わなかったと思います。違いますか? 本当は、「強いな」と思わせて、優勝できるチームにならないといけない。

──昨年の契約更改の席で、「みんながちゃんとチームのことを考えて、チームのことを見ながらプレーしたり、自分の成績だけにとらわれずに、周りを見ながらプレーしてくれたら、キャプテンとしてもありがたい。『みんながキャプテン』という気持ちを多少は持ってほしいなと思います」と話をしていましたが、そこにつながる部分なのではないですか。

坂本 プロなので、自分の成績を気にするのは当然のことです。とはいえ・・・

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