週刊ベースボールONLINE

2021熱闘開幕!

開幕だヨ!全員集合 3連戦を彩った24人の“開幕男”たち【パ・リーグ】

 

選手にとって、開幕はオフシーズンからの大きなターゲットだった。チームにとっても開幕戦に勝ち、さらに3連戦を勝ち越せば、間違いなく勢いが生まれるはずだ。ここからは12球団の“開幕男”たちを一挙紹介しよう。
※年齢は2021年満年齢
H - M(PayPay ドーム) カメラ:湯浅芳昭
L - B(メットライフ) カメラ:古賀恒雄
E - F(楽天生命パーク) カメラ:井沢雄一郎


今宮健太 #6 打っても守っても美技披露


ソフトバンク/内野手 30歳


 ひと味もふた味も違う。豪快なスイングによる会心の一発から始まった2021年シーズン。第2戦では“らしさ”も光った。初回、1点を先制されてなおも二死満塁の場面で、ロッテ鳥谷敬の三遊間のゴロを横っ跳びで捕球。すぐさま体を反転させて一塁に送球しスリーアウト、大量失点を防いだ。打つほうでは9回一死二塁、益田直也のシンカーをとらえると、打球は中堅・藤原恭大の頭上を越えるサヨナラ打に。第3戦も逆転サヨナラにつながる一打を放った。全試合出場への並々ならぬ思いが、プレーに表れている(写真は27日、工藤公康監督の監督通算500勝目でもあった)。

早川隆久 #21 プロ初登板初勝利!


楽天/投手 23歳


 第3戦、楽天のドラフト1位ルーキー・早川隆久が圧巻のデビューを飾った。雨が降る悪コンディションの中でも、冷静さは見失わない。満塁のピンチを2度迎えたが、「打たれてもいいから、腕を振っていこう」という意識が好投につながり、いずれも無失点で切り抜けた。104球を投げて毎回の8奪三振、6回4安打無失点でプロ初勝利。これは球団史上初となる開幕カードでの新人初先発初勝利でもあった。田中将大離脱のショックを打ち消す快投となった。

宮城大弥 #13 緩急自在の投球術


 緩急自在の投球で“山賊打線”を翻ろうした。第2戦目に先発した20歳。140キロ台後半の直球に、120キロ台のスライダー、110キロ台のチェンジアップ、さらに100キロ台のカーブと、巧みな投球術で、山川穂高中村剛也ら強打者たちも手玉に取った。7回2失点で、チームに今季初勝利をもたらし「うまく緩急を使えた」と納得の表情。高卒2年目とは思えぬマウンドさばきからは・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング