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2021ドラフト特集

2021ドラフト上位指名候補選手を大胆予想 「超目玉」候補が控え夏へ向けた「成長度」に注目!

 

昨年のドラフトでは早大・早川隆久(現楽天)、近大・佐藤輝明(現阪神)に各4球団が競合した。1位入札の重複選手を「S評価」とすると、今年は不透明な部分がまだ多い。とはいえ、シーズンは始まったばかり。高校、大学、社会人に分けて、上位指名候補選手をピックアップする。

今春のセンバツでは全12球団のNPBスカウトが甲子園で視察した


心身が充実する5投手とスラッガー3人に熱視線


 3月のセンバツ高校野球大会には例年、全国からNPBスカウトが阪神甲子園球場に集結する。昨年の大会中止を受けた2年ぶりの春は、入場者が上限1万人という影響もあり、すべてのスカウトは入場できず、人数を絞った形(日程によって入れ替わる球団も)での現地視察となった。

 昨年8月にはセンバツ出場32校を招待した、甲子園交流試合が開催された。1球団2人までの入場が認められたが、ほぼ無観客(控え部員、家族、学校関係者のみ)で、各校1試合限定でもあり、評価は難しかったという。

 今春はブラスバンド応援が実現されなかったとはいえ(事前に録音した音源をアルプス席のスピーカーから流した)、夢舞台・甲子園での“真剣勝負”は重要な評価項目となり、各球団とも収穫があった様子だった。

 上位候補の評価を得たのは4人である。10年ぶり3度目のセンバツ優勝へ導いた東海大相模高の146キロ左腕・石田隼都は巧みな投球術を持つ。5試合、29回1/3で無失点。45奪三振と「勝てる投手」を証明している。

 中京大中京高の151キロ右腕・畔柳亨丞は、パワーピッチングで圧倒するスタイルで度肝を抜いた。しかしながら・・・

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