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2021交流戦大展望

阪神・16年ぶりVへの第一関門 投打充実で強敵パに挑む カギは先発陣と走塁にあり/12球団交流戦展望

 

ここでは5月25日から始まる交流戦での阪神の戦い方を予想していく。2年前は6勝、勝率3割台という悲しい結果に。パワーみなぎるパの6球団との戦いを勝ち越さないと16年ぶりのVは見えてこない。第1関門をどう攻略するのか!?
※成績は5月16日現在

エース・西勇を筆頭に技巧派先発陣がパの強力打線相手にどれだけ試合を作れるかが、交流戦勝ち越しのカギとなる


【2019交流戦】 10位
6勝 10敗 2分 勝率.375

【投手編】先発陣が試合を作れるか!?


 8、9回は盤石の状態が続いており、大きく崩れることはなさそうだ。セットアッパーの岩崎優が防御率0.93。クローザーのロベルト・スアレスが0.45。2人のボールの質とスピード、変化球の精度をもってすれば、パ・リーグの各打線に対して十分に対抗できる。

 リリーフでは、勝ちパターンで岩貞祐太(防御率4.80)、小林慶祐(防御率3.75)が控えるも、5月中旬から少し調子を落としているのが気がかりだ。一方で、馬場皐輔が一軍昇格後、防御率0.00と好調。好材料となる。

 先発は、6人のローテーションが開幕から組めている。開幕時点での6人から、藤浪晋太郎ガンケルが離脱。そこに昨季韓国リーグで20勝2敗の成績を残したアルカンタラが入る。5月16日の巨人戦(東京ドーム)で初先発し、6回7安打5失点の内容。メドが立ちそうな気配だ。それに加え、ガンケルも早期復帰の可能性もあり、18試合をしっかりと戦っていけるコマがそろっている。

 開幕から先発が試合を作り、リリーフ陣が最少失点で抑えるパターンが確立され・・・

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