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猛虎順風 タイガー気流上昇中

Vのカギを握る猛虎戦士[Part3]秋山拓巳/青柳晃洋 チームを支える生え抜き先発

 

打線が活発な中、それを下支えする先発投手陣。特に生え抜きで先発ローテに定着した2人が、安定した内容でチームに勝利をもたらしている。
※成績は5月16日現在

秋山拓巳 先発6番手のプライド


淡々と、黙々とストライクゾーンの四隅を狙いながら、打者を打ち取り長いイニングを投げ続けている秋山。その粘りの投球が、中継ぎ陣の負担軽減にもつながっている[写真=宮原和也]


【2021成績】6試合3勝2敗0S0H、37回1/3、28奪三振、13失点、防御率3.13

 淡々と、黙々と。球数を使い、塁を埋めながらでも「0」でベンチへと帰ってくる。粘れて計算できる秋山拓巳が“先発6番手”にいることこそが、阪神の大きな強みだ。

 開幕直後のチームの快進撃も、秋山の踏ん張りから生まれた。ヤクルトとの開幕カードに3連勝した阪神は3月30、31日の広島戦(マツダ広島)に連敗。敗れればいきなり勝率5割逆戻りという翌4月1日に、5回までパーフェクトという圧巻の投球を見せたのだ。7回5安打2失点で白星をつかみ「この広島戦に当てられているという意味を、自分なりに考えて投げることができた。3連敗するわけにはいかなかった」と笑顔を見せた。矢野燿大監督も・・・

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