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2021最強ルーキー伝説

現役トッププレーヤーたちの“ルーキーイヤー” あのころ君は若かった

 

日本、そして世界で活躍する選手たちにも初々しいプロ1年目があった。ここでは各球団で主力を張る現役トッププレーヤーのルーキーイヤーに注目しよう。
※球団名横の()内数字はドラフト順位。成績は新人年のもの。[]内は現所属(新人年と変わらない場合は割愛)、現ポジション。

開幕スタメンで2安打


大谷翔平 2013年/日本ハム(1)[現エンゼルス 投手・DH]
打撃成績 77試合45安打3本塁打20打点4盗塁 率.238


 投げては100マイル、打ってはMLB全体トップ(5月20日時点)の本塁打で連日、日米のファンを楽しませているエンゼルスの大谷翔平だが、2013年の日本ハム入団がなければ今の姿はなかったかもしれない。

 花巻東高時代に当時アマ史上最速の160キロをマークし、高校通算56本塁打の怪物を12球団スカウトはマークしたが、大谷は会見まで開いてMLB挑戦を表明していた。その意志は固く、11球団は手を引いたものの、「その年のNo.1を指名する」方針の日本ハムが強行指名。交渉では『大谷翔平君 夢への道しるべ〜日本スポーツにおける若年期海外進出の考察〜』と題された資料を提示、二刀流での育成プランをプレゼンし、心を動かしている。そうして大谷は開幕一軍入りを果たし、3月29日の西武との開幕戦(西武ドーム)では八番・右翼手で先発出場して2安打1打点を記録するなど、やはり並の新人ではなかった。その後、故障もあり、投手としては5月23日のヤクルト戦(札幌ドーム)で初登板・初先発。5回2失点で勝敗はつかなかったが、1年目は3勝を挙げ、野手としては77試合に出場するなど、二刀流成功への可能性を示した。

1年目の活躍は難しい?


 各球団から主力選手1人と、セ・パが輩出したMLBプレーヤー2人ずつをピックアップした。入団年の順番に見ていくと・・・

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