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正しい投手の育て方

12球団高卒投手 育成戦略を探る!【セ・リーグ編】

 

高校卒即入団の投手となれば、フィジカルも技術も、まだ完成していない。育成と言ってもやり方はさまざまだ。体づくりに専念させるか、二軍、三軍で実戦を積ませるか、それとも積極的に一軍で起用して磨いていくか。ここでは12球団別に高卒投手育成の方向性を探っていく。[パ・リーグ編はコチラ]

巨人・選手個々で育成方針を変える



 今季の支配下ルーキーで高卒選手はゼロだが、過去5年で7選手(※17年入団の高田萌生楽天に移籍)が該当する。1年目は体づくりをメーンとした方針から、ここ数年は変化があり、選手によっては早い段階で実戦を経験、その中で出た課題を克服していく形がとられている。二、三軍の指導スタッフとは別に、全体を強化する目的で配置されたファームディレクター(現在は井上真二)らが見極め、選手個々の方針にも大きく関わっていく。成功例が今季高卒3年目の戸郷翔征で、1年目で一軍デビュー、2年目の昨季から先発ローテを守る。また5年目の大江竜聖もブルペンに欠かせない存在と順調。彼らに続く一番手が3年目の横川凱で、一軍で3試合に先発済み。初勝利が待たれる。

阪神・じっくりと体力づくりからスタート


 投手と野手で育成法が少し違っている。投手に関しては・・・

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