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育成の“プロ”に聞く[社会人編]

ホンダ投手コーチ・木村龍治(元巨人/元巨人投手コーチ、トレーニングコーチ) 若手投手へのアプローチいかにして大黒柱を育てるか

 

1993年の入団から2019年まで巨人一筋26年。04年の現役引退の直後、翌05年からは指導者の道に進み、トレーニングコーチと投手コーチを歴任(一時、兼任)した。20年に籍を移したホンダでも投手部門を一手に担い、秋には都市対抗を制し、社会人日本一に輝いている。
取材・構成=坂本 匠 写真=BBM

都市対抗を制し、胴上げされる木村氏


【若手投手育成のポイント】
[1] コミュニケーションを密にとる
[2] 感覚と動作のズレを埋め再現力を高める

投手にとって一番大切なものは何か?


 巨人ではトレーニングコーチと投手コーチ、そしてその兼任と、さまざまな立場を経験させていただきました。まず、トレーニングコーチは投手が万全な状態でマウンドに立って、次の登板までも同じコンディションで野球ができることを第一に目指します。続いてメカニックでうまくいっていないことを、投球フォームを指摘するのではなく、コーディネーションを安定させて、「勝手にフォームが良くなる」ことを目指しました。一方の投手コーチは戦略的なこともありますが、投手それぞれの特徴をどういう形で良いボールにつなげるか、技術の介入がメーンです。2つのコーチの役目は違うと言えば、違うのですが、リンクする部分もあるため、互いの領域に踏み込まないギリギリのところで指導をしていました。兼任の場合はその限りではなく、ホンダでも投手を全般的に見てほしいというオファーでしたから、今は兼任でやらせていただいています。投手担当は1人ですが、プロと違い人数自体が昨年は11人、今年は13人と少ないですから全員に目が届きます。

 社会人野球に対しては、レベルの高い組織という認識を持っていました。巨人の三軍も定期的にオープン戦をしていましたが、実は社会人との戦績は良くないんです。大学でエース級、レギュラー級の選手が社会人チームに散らばりますので、高卒、大卒のプロに入りたての選手に比べると、野球がうまい。ただし、トレーニング方法だとか、投球のつくり方というところで、細かい部分までは行き届いていないなというのが印象。ホンダに関しても・・・

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