最速157キロを誇る右腕が難攻不落なのは、パワーピッチングだけではないからだ。投球の軸はストレートとはいえ、直球との相乗効果が得られる5つの変化球も一級品ばかり。「変化球は技」という各球種の握りを明かす。 ストレート&カットボール
【POINT】曲がらなくてもいい カットボールはストレートとまったく同じ握りなんです。とにかく真っすぐと同じように投げて自然と曲がるようになるのが一番。なので、練習法は60メートルくらいで遠投すること。まずは、その距離で低い軌道のスライダーを投げ、少しずつ握りを真っすぐに近づけていく。そうして感覚をつかんで最後は真っすぐと同じ握りで投げればマスター。曲げようと思うと無意識にヒジが下がって、腕がヨコ振りになるので、それを防ぐためにも合間にストレートを投げること。ストレートの感覚を保ちつつ投げる感覚を覚えることができ、故障防止にもなって、ストレートと同じ投げ方で投げる意識も持てる。何より真っすぐと同じ投げ方は打者を惑わすことにもなります。
スライダー&カーブ
【POINT】同じ握りで投げ方が違う スライダーはいろんな握り方があるので、投げやすい握りでいいと思うんです。ただ・・・
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