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2021バット特集

西武・スパンジェンバーグ 2種類のバットを使い分けバッティングの状態をキープ

 

あるときはオールドヒッコリー、あるときはSSK――。スパンジェンバーグは試合によって2種類のバットを使い分けている。それは、すべて自らのバッティングの状態をキープするため。「僕のキャリアのすべてでそうしています」。プロ入り時から変わらぬ方法で、投手に立ち向かっている。
取材・文=小林光男 写真=西武球団提供、BBM

日本ではSSK[上]とオールドヒッコリー[下]と日米2メーカーのバットを使い分けている。長さは同じだが、重さはSSKを若干軽くしているという


■素材/メープル
■長さ/33.5インチ(85.09センチ)
■重さ/31オンス(約880グラム)

 内外野を守れるユーティリティー選手としてチームの勝利に貢献しているのがスパンジェンバーグだ。守備だけでなく、打撃でもあらゆる打順をこなす“マルチ”ぶりを発揮。新型コロナウイルス感染拡大の影響でチームへの合流は開幕後と遅れたが、来日2年目の今季も6月20日現在、41試合の出場で一番、四番以外の打順でスタメン出場を経験している。

 8日のDeNA戦(メットライフ)では4号2ランを含む今季初の猛打賞をマーク。「僕は例年スロースターター。シーズンの初めはなかなかヒットが出ないタイプの選手なので、だんだんといつもの自分の状態に近づいてきたかなと思います」。6月21日現在、打率.248、4本塁打、20打点だが、夏場に向け、さらに打撃向上が期待できそうだ。

 現在5位の西武が・・・

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