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日本代表の秘密兵器INTERVIEW

阪神・青柳晃洋 受け継がれる役割と魂「オリンピックでも僕のピッチングをすることだけに集中します」

 

特に近年の日本代表の歴史の中で、“変則”の右腕たちは重要な役割を果たしてきた。そんな重責を今大会では虎のサイドハンドが担う。稲葉篤紀監督が評価したのは、突出したとある才能。悲願の金メダル獲得へ、右腕に掛かる期待は大きい。
取材・構成=椎屋博幸 写真=石井愛子、井田新輔、BBM


【対外国人打者】怖いと思ったことがない 内角の使い方が重要です


──これまでの国際大会ではアンダースローやサイドスローの投手が多く活躍してきた歴史があります。青柳選手もサイドスローですが、独特のフォーム、間合いといった特徴が期待されています。

青柳 昔から、外国人選手にはアンダー、サイドスローが有効と言われていますよね。僕自身、代表監督からは「ワンポイント、ロングリリーフ、先発といろいろな場面で登板するかも」ということを言われていますので重要な役割を担うのかな、と思っています。

──かなり重要な任務です。

青柳 でも僕自身は、僕の今以上の実力は出せないですから。ただ与えられたポジションで持っている全力を出して「頑張る」という思いでいます。

──稲葉篤紀監督からは「ゴロでアウトを取れる投手」という評価をされているようです。

青柳 それは自覚しています。僕自身、三振をバンバン取るタイプではないので(笑)。ただ最近感じるのは、ここ2、3年は本当にゴロアウトが増えてきたということです。もちろん、僕自身もゴロ投手だと思っていますし、そういうところを評価して選出していただいたのだと思っています。だからこそ、オリンピックでも僕のピッチングに集中すればいいだけなんだな、と思います。

──自分の力以上のモノは出せない、と割り切るわけですね。それを理解して投げるのは気持ち的に強いと思います。

青柳 野球がヘタなので(笑)。地道に練習して積み重ねてきたことで、今の技術が身についた。その分だけしか出せないですから。代表でもそれが出せたら通用するかな、という気持ちでもいます。

──通用する自信があるから、そういうコメントになるのではないですか。

青柳 僕、外国人選手を怖いと思ったことがないんですよ。まあ三振は取れないとは思いますが、ゴロアウトはしっかり取れるとは思っています。意図してゴロアウトに取れる部分もあるので、いつもどおり投げられたらうれしいですね。

──オリンピックの会場は、福島・あづま球場とペナントレースでも投げている横浜スタジアムです。ちなみに、DeNAの外国人選手たちに対しては、どのような対応をしているのですか。決して広くはない球場です。

青柳 ハマスタに関しては、外国人選手だけでなく、どんな選手に対してもフライを打たせないという意識が強いです。単打で内野手の間を抜けたヒットはOKで、それ以上の長打は許さない。

──そのためには低めを意識して投げていく、ということですか。

青柳 最近の外国人選手は低めをうまく拾って打ってくる打者が多いので、そこだけだとなかなか抑え切れないんです。高めも意識させながら、最後に低めというような形が多くなると思います。加えて高低だけではなく、外角のボールゾーンを振らせることが大事かな、と。

──持ち球であるシンカーやスライダーでワイドに攻めていく。

青柳 でも、(左打者の外国人で)外角低めのシンカーもフライにする打者もいるんです。そこは・・・

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