投打に才能を発揮し、全世界の野球ファンを魅了する大谷。彼に欠点はないのか!? ここでは野球解説者の2人に、意識を現役時代へ戻してもらい、大谷を攻略する術を語ってもらった。 取材・構成=牧野正、椎屋博幸 写真=Getty Images、BBM 【打者・大谷翔平×藪恵壹】全球、スプリットを投げていくしかない!
大谷君の打撃で投手側から見て厄介なのは、外角球もレフトに簡単にホームランにしてしまうこと。現役時代に対戦経験のある
松井秀喜(元ヤンキースほか)は、外角をホームランにするというイメージはなく、コースを間違えさえしなければOKでした。でも大谷君は……抑えるのはしんどいですねえ。
今年は今まで以上に、打球に角度をつけて飛距離を出していますし、少しでもコースを間違えれば、スタンドインされるイメージがあります。今季、現状のペースでいけば57本塁打と言われていますが、それくらいは簡単に打ちそうな打撃フォームになっています。打ち取るなら一塁方向へゴロを打たせたいですね。
さてどう攻めるか──。1試合で3打席の対戦を想定して、外角へ真っすぐ系統は、うまく合わせ、しかもホームランにしてしまうパワーと技術がありますので、投げません。
初球から・・・
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