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最速に挑む。100マイル超えの男たち

ロッテ・佐々木朗希の可能性 完成なき理想の姿「完成はない。でも方向性は見えてきた」

 

大船渡高3年時に163キロを計時。出力を最大限に上げれば、大台を突破することは証明済み。ただ、追い求めるのは、そこではない。一軍登板を重ね、見えつつある理想の姿──。特集『最速に挑む』は、この男の可能性を探らないことには始まらない。
写真=高原由佳

目の前の勝利を目指しつつ、進む先に“見え始めた”1つの形がある


記録ではない数字へ


 わずか数カ月の間に伸びる球速。大船渡高2年春に153キロを計測して脚光を浴びると、5カ月後の同年秋には157キロに。翌年4月のU18日本代表研修合宿では史上最速とされる163キロを叩(たた)き出した。どこまで球速は伸びるのか──。プロ入りした昨季から、ロマンあふれる右腕に熱い視線が注がれ続けているが、本人は意に介さない。実戦初登板を果たした今年3月に、こう切り出している。

「最速は記録的なものなので」

 スピードを度外視した・・・

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