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2021ドラフト注目選手クローズアップ 全国制覇を目指す高校球児

石田隼都(東海大相模高・投手)本格派左腕に宿る「影響力」と「安心感」

 

今春のセンバツ優勝校は、史上9度目(8校目)の春夏連覇を狙っている。神奈川勢で偉業を遂げたのは1998年、今季限りでの現役引退を表明した松坂大輔(西武)を擁した横浜高のみ。タテジマの誇りを胸に、マウンドを守るのは146キロ左腕である。
取材・文=岡本朋祐 写真=斎藤豊、BBM

183cmの長身で腕が長い。リリースが安定しており、制球力が抜群だ


 令和初代王者のセンバツ優勝投手である。先発した2試合(準々決勝、準決勝)を完封し、抑えを含め計5試合29回1/3を無失点で、10年ぶり3度目の春頂点へと導いた。1年夏の甲子園、2年夏の甲子園交流試合の先発も経験しており、名実とも、世代NO.1のキャリアと言える。

「県内のチームからはよく『打倒・相模!』『石田を打つ!』と言われるんですが、特に感じることはありません。自分としてはチームが勝つために、必要なことに取り組んでいる。練習してきた成果を、相手にぶつけるだけです」

 最近、気になるのはオリックスの高卒2年目左腕・宮城大弥だという。

「ニュースとかでよく見ます。インコースにしっかり投げ切れていますね。自分もこだわっており、磨いていきたい部分で、勉強になります」

 内角を厳しく攻め、打者にその残像を意識させた上で、対右打者へはチェンジアップ、左打者へはスライダーが勝負球として効果的である。

 カウントを整えるカーブも・・・

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