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12球団前半戦通信簿

オリックス・投打の軸に加えて若手が台頭 課題はブルペン陣の整備/12球団前半戦通信簿

 

新型コロナ禍が続く中、7月14日をもって前半戦が終了。終わってみれば、セ・パともに上位は混戦だ。外国人選手の合流遅れや、2年ぶりの交流戦もあった約3カ月半の戦いぶりを、各チーム振り返っていこう!

打線活発で交流戦から快進撃!


【前半戦順位】パ・リーグ 1位


87試合 42勝 34敗 11分 勝率.553
361得点[2]、315失点[2]、防御率3.38[2]、打率.253[1]、84本塁打[1]、28盗塁[6]、49失策[6]
※成績部分の[]内はリーグ順位

近年の課題を解消


 得点力不足と揶揄(やゆ)されたのは、もう過去のことだ。チーム打率リーグトップ、得点数は同2位と打線の調子が上向くと同時に、上昇気流に乗った。

 中でも近年、固定できなかった打線の軸であり、前半戦のリーグ首位打者の三番・吉田正尚の前後が固まったのが大きい。開幕当初は一番・佐野皓大、二番・太田椋を起用するも、快音が聞こえず今季も流動的に。そんな中で5月11日に福田周平が一軍昇格を果たすと、同日の日本ハム戦(東京ドーム)から一番に固定。二番に宗佑磨も好調を維持して好機を演出すると、三番・吉田正が5月に月間24打点と得点パターンを確立させた。

 あとを打つ四番には杉本裕太郎が君臨した。もともと長打力が武器も確実性に欠けていたが、今季は右方向への軽打も見せるなど、一時打率3割超を記録。「ファウルで良い。そうすれば、もう1球チャンスがある」と、気負うことなく打席に立つことで持ち前の長打力も生かされ・・・

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