7月28日に開幕した東京オリンピック野球競技。8月7日の決勝戦までの11日間、さまざまなシーンがカメラに収められた。日本代表がたどった金メダルまでの旅路で忘れえぬシーンを厳選してお届けする。 “復興五輪”で福島の中学生が始球式
2021.7.28 ドミニカ共和国戦
新型コロナ禍でその理念が薄れてしまったが、東日本大震災から10年目となる東京五輪は“復興五輪”という位置づけもあった。野球競技は原発問題が残る福島・あづま球場で開幕。始球式は地元・福島の中学生バッテリーが務めた。IOC・バッハ会長から手渡された白球を投げ込んで、野球競技が開幕した。(写真=JMPA)
サヨナラ打を呼び込んだ犠打
2021.8.2 アメリカ戦
延長タイブレークとなったノックアウトステージのアメリカ戦、10回裏無死一、二塁で代打・
栗原陵矢が初球を見事に犠打成功。続く
甲斐拓也がサヨナラ打を放ち、日本代表ナインの歓喜が爆発する中、
菊池涼介(左)はしっかりと栗原も称えた。大会通じて栗原の出番はこの1打席のみ。しかし、金メダルへの道をつなぐ、見事なワンプレーだった。(写真=WBSC)
レジェンドの“声出し”
準決勝の韓国戦が始まる直前の円陣では
田中将大が声出し役を務めた。メジャー通算78勝のレジェンドが・・・
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