週刊ベースボールONLINE

12球団後半戦大展望 何かが起こる?何かを起こす!

12球団後半戦大展望【セ・リーグ編】阪神をとらえた巨人、ヤクルト3強から抜け出すのはどこだ?

 

3強3弱状態のセ・リーグ。序盤は阪神の独走かとも思われたがじわじわと差を詰められている。果たして、8月13日再開のペナントレースで何が起きるのか。ここではまず6球団の現在地をチェックしていく。
※情報は8月9日現在

【1位 阪神タイガース】勝ちパターンの6、7回確立させ独走を目論む


阪神は後半戦、さらに劇的な試合を増やしていけるか


 交流戦明けに失速し、巨人に2ゲーム差まで迫られた阪神。その要因の一つとして、勝ちパターンの中継ぎが固定されなかったことがある。特に6、7回は鬼門だった。開幕当初は岩貞祐太小林慶祐が好投。しかし、小林が不運なケガに見舞われ、そこにほころびができた。

 現在は小林がケガから復帰も開幕直後のような安定感はない。代わりの候補としては前半戦途中で一軍デビューを果たし、15試合中継ぎで投げ防御率1.56の成績を挙げた高卒2年目の及川雅貴だ。エキシビションマッチでは先発も経験しており、将来を考え、今後先発定着の可能性もあるが、チームの優勝のためには、キレのある真っすぐと、スライダーを持つ及川を6、7回に据えればチームも安定した戦いができるはずだ。

【2位 読売ジャイアンツ】岡本を生かす打線へ 逆転でリーグ3連覇へ


 巨人ほど、主力を欠いた状態で前半戦を戦ったチームはない。開幕直後には新型コロナウイルスに感染し、その後は坂本勇人梶谷隆幸ら主力野手が続々と離脱。合流遅れの新助っ人は2人とも帰国してしまった。そんな状態で2位ターンの要因が四番の岡本和真。打点、本塁打でリーグトップで、中断期間中も打撃好調。後半戦も主砲の得点力を生かすことが逆転での3連覇への近道となる。骨折離脱中の梶谷の復帰時期は未定だが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング