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【検証】「ラスト50」を読み解け!

DATAでCHECK 03 タイトル争いの行方 注目はセの本塁打王とパの最多勝!?

 

最後は各部門で激しい戦いが続く個人タイトルを検証してみたい。現時点の最注目は、30本で岡本和真(巨人)と村上宗隆(ヤクルト)が並ぶセの本塁打とオリックスの左右両輪が競うパの最多勝だ。
※成績はすべて8月27日現在

[セ投手部門]投手2冠を狙うT青柳



 セの投手部門で勝ち星(9勝)、防御率(1.87)でトップに立つのは、阪神・青柳晃洋だ。青柳はこれまで2019年の9勝(9敗)が自己最多で、すでに並んだことになる。プロ6年目でリリーフ登板は新人年の1試合のみというサイドハンド投手。荒れ球が課題だったが、今季は制球面が良化。イニングは違うが、19年12あった死球が今季はわずか1となっている。勝ち星で青柳と並ぶのが巨人の3年目左腕・高橋優貴ですでに新人年の5勝を越え、自己最多勝だ。

 現状ではいずれもトップには立っていないが、勝利数、防御率ともタイトルに近いのは8勝(3位)、防御率2.20(2位)の中日柳裕也だ。一時調子を崩したが、ここ4試合は失点わずか2。チームのリリーフ陣の安定感が増しているのも追い風になっている。奪三振123は2位の戸郷翔征(巨人)に36差の独走状態だ。

 抑え部門ではセーブの最多が阪神・スアレスの27。7月は防御率10.80と荒れ模様だったが、8月は3試合無失点と安定感を取り戻した。2位の広島栗林良吏は防御率0.50とスアレス以上の安定感ながらチーム状態もあって、スアレスを抜くのは簡単ではない。

[パ投手部門]B山本、宮城の熾烈な争い


 パの先発投手部門は・・・

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