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至高のグラブ

ポジション別巧者のグラブ1 投手・高橋優貴 標本で目に留まった緑の革に即決「磨穿鉄拳」は勝負師の心得

 

野球の9つのポジションには特徴があり、グラブに求められる要求もそれぞれ異なる。現在、プロ野球の一線で活躍する選手たちはどんなグラブでプレーしているのか。巧者のグラブをここに紹介しよう。
取材・構成=坂本 匠 写真=BBM

落ち着いたグリーンに、意外にもピンクのステッチがマッチ。カラーリングにこだわり抜いたビジター用モデル


Manufacturer SSK

 一番のこだわりは色です。今季のグラブをオーダーするときに、どうしようかと考えました。ほかの人とかぶりたくはないけれど、オレンジ、黒、黄色、茶色……と出尽くしてもいるんじゃないか。そんな話をSSKの担当者さんとしていると、革の標本を持ってきてくれて、目に留まったのがこの緑色です。「誰も使ってないですよね?」(高橋)、「見たことないね」(担当者)、「では、これで!」(高橋)という流れ(笑)。即決でした。

 緑色が好きだとか、そういうことではないんです。ただ、見せてもらった見本の革がすごくいい色で、グラブになったときに良くなる確信がありました。出来上がりを見ても良くて気に入っているんですが、どうでしょう?

キリハミのカラーは白。背面に入るゴールドの刺繍のメーカーマークがアメリカンスタイル。大きめで硬めが好み


 ステッチ(縫い糸)は薄いピンク。これは新人年(2019年)に使っていた紺色のグラブに合わせて選んだ色で、そのときからのこだわり。緑にも合ってますよね。

 SSKのグラブを使い始めたのは・・・

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